- Abandon all hope, ye who enter here.
この門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ。(ダンテ『神曲』地獄の門)ニュアンス: 絶望的な状況や後戻りできない事態に足を踏み入れることを表す際に引用される、地獄の入り口に刻まれた警告の言葉。
- Life's but a walking shadow, full of sound and fury, signifying nothing.
人生は歩く影にすぎず、響きと怒りに満ちて、何の意味もない。(『マクベス』)ニュアンス: 人生の無意味さ・空虚さを、激しい感情の爆発の末に何も残らないことに例えた、シェイクスピア悲劇の絶望的な独白の一節。
- Out, out, brief candle!
消えろ、消えろ、はかない灯火よ!(『マクベス』)ニュアンス: 人生のはかなさを、すぐに消えるろうそくの炎に例えた表現。同じ独白の一部。
- The horror! The horror!
ああ、地獄だ……地獄だ……。(コンラッド『闇の奥』)ニュアンス: 極限的な絶望や、人間性の暗部を目の当たりにしたことによる恐怖を表す、断末魔のような言葉。
- Vanity of vanities; all is vanity.
空の空、すべては空。(『伝道の書』)ニュアンス: この世のあらゆる営みは結局のところ空しく、永続する価値を持たないという、旧約聖書の厭世的な教え。
- Nothing to be done.
もう、為すべきことは何もない。(ベケット『ゴドーを待ちながら』)ニュアンス: あらゆる行動が無意味であるという、不条理演劇特有の絶望的で諦念に満ちた台詞。
- I can't go on. I'll go on.
もう続けられない。それでも続けよう。(ベケット『名づけえぬもの』)ニュアンス: 絶望的な状況の中でも、それでもなお続けていかざるを得ないという、矛盾を抱えた人間の存在のあり方を表す言葉。
- Man is a useless passion.
人間とは無益な情熱である。(サルトル)ニュアンス: 人間は神のような絶対的存在になろうとする根源的な欲望を持つが、それは決して満たされることのない、無駄な情熱であるとするサルトルの人間観。
- Despair is the price one pays for setting oneself an impossible aim.
絶望とは、不可能な目標を自らに課した者が払う代償だ。(グレアム・グリーン)ニュアンス: 絶望は、達成不可能な理想を自らに課したことの必然的な結果であるという、人間心理への洞察を表す言葉。
- I have of late lost all my mirth.
近ごろ私は、すっかり快活さを失ってしまった。(『ハムレット』)ニュアンス: 深い憂鬱・喪失感によって、以前のような快活さを失ってしまった心境を表す台詞。
- The center cannot hold; things fall apart.
中心は支えきれず、すべては崩れ落ちる。(W.B.イェイツ『再臨』)ニュアンス: 社会や秩序の中心的な価値観・枠組みが崩壊し、混沌とした状態に陥ることを表す、20世紀の不安な時代精神を象徴する詩の一節。
- Do not go gentle into that good night.
穏やかにあの良き夜に入っていくな。(ディラン・トマス)ニュアンス: 死を静かに受け入れるのではなく、最後まで力の限り抗い、生に執着すべきだと訴える、有名な詩の一節。